クラウンの歴史
「いつかはクラウン」のキャッチコピーに象徴される高級車の代表であり、トヨタの車における最上級モデル。車名のクラウンは英語で王冠(CROWN)の意味であり、王冠のエンブレムはフロントグリルに現行(2009年)型まで使用されている。日本国内市場をメインターゲットとする車両である。
初代クラウン:S30型
1955年1月に、純国産車として初代クラウンが発売された。乗り降りを重視した観音開きのサイドドアを採用している。
2代目クラウン:S40型
1962年9月に、2代目クラウンが発売された。先代モデルよりも長く幅広いボディとなっている。涙目型の独特のテールランプと、「T」をモチーフとしたジュラルミン製のフロントグリルを採用。
3代目クラウン:S50型
1967年9月に、先代モデルよりも低く長いスタイリングを有する3代目クラウンが発売された。ボディーカラーを黒から白に変え、「白いクラウン」のキャッチコピーで広告を展開したモデルとしても知られている。
4代目クラウン:S60型
1971年2月に、4代目クラウンが発売された。4代目からは、正式名称を「トヨペット・クラウン」から「トヨタ・クラウン」に改称。先代とは大きく異なるスピンドル・シェイプという丸みのあるデザインを採用したが、販売台数は伸びなかった。
5代目クラウン:S80型
1974年10月に、5代目クラウンが発売された。不人気であった先代モデルのデザインを変更し、重厚感が強調されたスタイリングとなった。
6代目クラウン:S110型
1979年9月に、6代目クラウンが発売された。デザインは、直線的でスタイリッシュなイメージに一新された。
7代目クラウン:S120型
1983年9月に、7代目クラウンが発売された。ボディバリエーションのなかで、2ドアハードトップが廃止された。「いつかはクラウン」というキャッチコピーは、7代目クラウンの広告で使用されたもの。
8代目クラウン:S130型
1987年9月に、8代目クラウンが発売された。4ドアハードトップのみ、3ナンバー専用車がラインナップされる。直線的な先代モデルのデザインが強く残っている。
9代目クラウン:S140型
9代目クラウンの発売は、1991年10月である。この代から、全車が3ナンバーサイズに変更された。クラウンで初めてモノコックボディを採用した、上級モデルの「クラウンマジェスタ(CROWN MAJESTA)」が発売される。また、これ以降は4ドアハードトップを「ロイヤルシリーズ」と呼ぶ。
10代目クラウン:S150型
1995年8月に、10代目クラウンが発売された。ロイヤルシリーズにもフルモノコックボディーを採用し、車重の大幅な軽量化を実現する。10代目モデルでは、快適性から運動性能へと方針転換がなされている。
11代目クラウン:S170型
1999年9月に、11代目クラウンが発売された。ボディ剛性の向上を目的に、25年も続いた4ドアピラードハードトップから、ドアサッシュ(窓枠)を持つセダンボディへと変更された。
12代目クラウン:S180型
2003年12月に、12代目クラウンが発売された。12代目モデルの広告展開では「ZERO CROWN(ゼロ・クラウン)」というキャッチコピーが使われており、従来のクラウンのイメージからの脱却を狙った。そのため、プラットフォーム・エンジン・サスペンションなどの主要コンポーネントに関しては一新されている。特にエンジンについては、従来の直列6気筒から、V型6気筒のGRエンジンに変更されている。
13代目クラウン:S200型
現行(2009年)モデルの13代目クラウンは、2008年2月より発売されている。基本的には先代モデルを受け継いでいるが、さらに丸みを帯びたデザインとなっている。9代目から12代目まで続いていた廉価グレードの「ロイヤルエクストラ」は、今回のモデルチェンジにより消滅している。そのため、「ロイヤルシリーズ」は「ロイヤルサルーンシリーズ」となった。


